
英検と言えば、中高生が取得する資格のイメージがあるかと思いますが、ここ数年で入試に活用する大学が急増しています。2022年大学入試一般選抜においては、受験生のなんと88%が英検を利用し、英語外部検定の中で最多であることが、明らかとなっています。グローバル化が進む中、英語4技能を重視する流れはますます加速し、英語外部検定利用入試を実施する大学は、今後も増加の一途をたどるとみられています。
英検利用ができる大学の多さ

引用元:旺文社教育情報センター
数ある外部検定のなかで英検に集中する要因として、検定料の安さ、年間で最大9回受験できる実施回数の多さや試験会場の数にあります。そしてやはり、利用できる大学の多さが理由となっています。英検の入試利用を取り入れている大学は2017年時では110校だけでしたが、2022年では243校が利用しており、年々増加傾向にあります。旺文社教育情報センターが2024年2月に行った調査によると、2024年度入試では全国公立大学・私立大学のうち、60.6%にあたる462大学が英語外部検定利用入試を行っていました。
入試一発勝負よりも英検利用で確実に合格を!

英検利用入試では、英語試験免除、出願資格、加点、得点換算、授業料免除など様々な優遇措置があります。例えば、英検準1級を取得している場合、早稲田大学の一部学部では英語入試が免除されるので、国語と地歴などの2科目だけの受験で合否が判断されます。このような難関私立や公立大学でも、英検取得は大きなアドバンテージとなります。もし入試当日に体調が悪くなったり、試験との相性が悪く、本来の力を発揮できなかった場合も、予め英検を保有しておくことで、得点換算や満点として扱ってもらえるのは、受験生にとって朗報なのではないでしょうか。
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