英検S-CBTは試験会場に行って、パソコン上で受けるテストです。従来型試験と同様に入試や就職で利用することができます。今回は、従来型試験との違いと気を付けたいポイントについて説明します。
【従来型試験との違い】
✅試験が一日で終わる
従来型であれば一次試験と二次試験が別日で行われますが、S-CBTでは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を1日で受験できます。そのため、S-CBT型は、多忙な学生や社会人にとって、スケジュール調整や移動の手間を削減できる便利な受験形式といえます。
✅試験日は毎週土日
英検S-CBTは毎週土曜日・日曜日に実施。従来型の英検は年3回だけの開催なので日程調整が難しいという方には、S-CBTがおすすめです。平日に実施されている級もありますので自分のスケジュールに合わせて受験することができます。
✅受験できる回数が多い
従来型の受験回数は年に3回のみ。そのため第1回で不合格の場合、第2回まで待つ必要がありました。一方、S-CBTは、第1回が(4月~7月)、第2回が(8月~11月)、第3回が(12月~3月)となっており、同一期間内に2回までの受験が可能となっています。従来型と併用すると、一年間で従来型3回、S-CBTで6回、の合計9回まで受験できるチャンスがあります。
【S-CBTで気をつけたいポイント】
✅スピーキング試験も同日に行う
S-CBTは二次試験も同じ日に行います。なので、二次試験である面接対策も行ってから、S-CBTに臨む必要があります。S-CBTは面接官とリアルタイムにやり取りするわけでなく、あらかじめ録画された動画を見て、ヘッドセットを使いマイクに声を吹き込んでいきます。 回答時間も定められているため、質問に対して短時間でハキハキと答える練習を行うと良いでしょう。
✅ライティング以外は全てパソコン操作
英検S-CBTではスピーキング・リスニング・リーディングの全てがパソコンでの解答になります。ライティングだけは、手書きかタイピングかを選択可能。英検公式サイトでは、S-CBTの「体験版」が用意されています。動画で受験の流れやPCの操作方法が確認できるとともに、体験版で本番さながらの受験体験ができます。はじめて英検S-CBTを受験される方は、この体験版をぜひご覧になることをおすすめします。S-CBTができたことによって、これまでよりもさらに英検受験の機会が増えました。英検は、進学や入試で利用でき、なおかつ英語4技能をバランスよく高められる英語能力技能試験です。従来型とS-CBTを併用して、この機会にぜひ短期間での合格を目指してください。
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